「わかりません」
「行動しようと思うんですが、なぜか行動できません」
ってメールを頂いたら、その人個人に関することを除けばまず僕は大体同じ事を話します。
それは、
情報が圧倒的に足らない、だから行動できない
と。
わからないと言う種類に、「何がわからないか、それすらわからない」と言うものがありますが、これこそ情報がない典型例ですね。
種類って程のものでもないですけど・・・(苦笑)
例えば、ホームページを作るとしましょう。
わかる人はわからないと仮定して読んで下さいね。
知識が要りますよね、単純に。
サーバー、ドメインって言う言葉の意味を理解しなければいけませんし、HTMLで0から作るのか、ソフトを使って作るのか決めなくてはいけませんし、サイトの構成も、見やすいようにする為の工夫なんかも必要です。
まあ大概どっかでつまずいて悩むんですが、その原因は何って言ったら、単に「情報不足」なんです。
知らなければ、どうする事もできませんからね。
行動ができないっていうのはそういう事なんです。
もしあなたが、わからないと考え、行動できないと不安になっているなら、もっと情報を集めて見てください。
幸いあなたはインターネットと言う無限の情報源をお持ちなんですから。
まずは検索。
それ以外には、書籍を買う、知っている人に聞くなんてのも良いですね。
とにかく、知らない事がなくなるまで情報を集める。
・・・・つもりでやってください(苦笑)
やれば分かりますが、上を見ればキリがありませんからね、情報なんて。
良いか悪いかなんて関係ありません。
まずは集められるだけ集めるんです。
そこが出発点。
で次に待っているのが、集めた情報を使えるもと使えないものと選んでいく訳です。
良いか悪いかではなく、あくまでも自分に使えるかどうかです。
情報ってのは。
つまりわからないと感じたのなら、
1.情報をとにかく集める。(インターネット、本屋、図書館、人)
2.それを使えるものと使えないものに分ける。(自分の思うとおりに選べば良い)
まずはこれだけをしてみて下さい。
これがスタートライン。
あれもこれも何でもしようとすれば、情報の海で溺死してしまいます。
やることを決めて、それを達成させるまで突き詰める。
一区切りしても、まだ分からない事があったら、1と2を繰り返す。
さて、もう少し行動についてお話しておきます。
冒頭で話した、
「行動しようと思うんですが、なぜか行動できません」
この問いにも、情報不足の為動けないと言えるんですが、もう1つ別の要因があります。
それが、「葛藤」です
人は行き詰る時、2つの思いを抱きます。
1つは、問題を解決して着実に成功したいという思い。
そしてもう1つは、失敗を恐れその場から逃げてしまいたいという思い。
この2つの思いが責めぎあって、行動することが出来なくなる。
どうしたら良いのか決めかねている状態、ようは葛藤です。
成功、達成したいという動機があるのに、失敗したくない、上手くこなしたいけど上手くいくか分からないという未知に対しての不安がぶつかり合うんですね。
で、ここであなたに質問です。
この葛藤から逃げる、もしくは先送りする為に人がとってしまう行動というのがあるんですが、それが何か考えてみてください。
さて答えです。
それは「行動しない」です。
成功するか失敗するかの二者択一を選択し失敗するくらいなら、成功しないが失敗もしない選択をする。
それが人間です。
あなたも、そして僕も、多くの人が後者を無意識に選択するのが、人間。
だからこそ何ですが、その事実をまずは知っておくこと。
行動すれば成功と失敗のどちらかを享受し、先送りにすれば行動できない事を。
ではどう考えておけば良いのかと言うとですね、失敗こそ普通と思うことです。
日本の教育は基本的に減点方式なんで、失敗を極端に悪と決め付ける傾向があります。
だからですね、むしろ10回やったら8回は失敗、2回ぐらいしか成功しないと思って頂きたい訳です。
まあこれって結構自己啓発系の話では言われることなんですが、実際かなり的を射る考え方なんで覚えておいて下さいね。
『前に進める人はミスをしない人ではなく、失敗をフォローする事が当たり前だと考えている人』
ゆえに過度にミスを恐れない訳です。
就職活動なんて失敗してナンボの世界です。
「何気に臨戦態勢」って言葉を、おちまさとと言う有名なプロデューサーが言っていましたが、そんな気構えでいて下さい。
まとめですが、わからないと思ったら、
1.情報をとにかく集める。(インターネット、本屋、図書館、人)
2.それを使えるものと使えないものに分ける。(自分の思うとおりに選べば良い)
そして、自分が納得するまで繰り返す。
それでも行動できないなら、
『前に進める人はミスをしない人ではなく、失敗をフォローする事が当たり前だと考えている人』
と言うことを思い出し、内なる葛藤を消してください。