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企業分析

企業分析ですが、これは主にリサーチで構成さています。

と言うか、リサーチです企業分析は。

あとは調べた結果を積み上げて、考察をする。

で、そこまで「リサーチ」に力を入れる理由は何だという話になるんですが、これは至って単純。

「相手を知る為」

です。

前回お話した、「自分を知る」は覚えて頂いているでしょうか?

まあ、今回は一週間という僕にしては早いペースでお送りしているので記憶に残っているとは思いますが(苦笑)

前回が自分を知るで、今回が相手を知る、と言う事についての話です。

「相手を知る」、まあいたって簡単な言葉ですが意外にこの方法は

曖昧なんです。

書籍やネットではあまりお見かけしませんし、ビジネス本なんかでは

マーケティングに位置付けされますが概要を話す程度で普通は終了

です。

セールス関連の本でもリサーチについて書かれてはいますが、

それはほぼ体験談であり、自分でリサーチする時には応用が

難しい訳です。

「リサーチ」。

面接においても企業分析が叫ばれてきましたが、多くの場合は重要だと

話すだけで終わります。

これには理由があって、企業分析は一般化出来ないんです、性質上。

言わなくても耳にタコだと思いますが、企業は千差万別です。

時期によって、業種によって、規模によって、状況によって

様々な「顔」を見せます。

だからこそ、コレとアレを調べれば企業分析は問題なしとは、さすがに

言いづらい訳です。

打って変わって企業分析よりも明確な「自己分析」については

異常なほど書籍があるんですね。

ただ、企業分析をしていない自己分析はあまり効果が無いんですよ。

今回は自己分析について話しませんが、まずは「相手を知る」

重要性を知って頂ければと思います。

ここで、相手を知らない為に起こる面接での問題をお話します。

この話は、あなたも経験がある事かもしれないのでしっかり

読んで理解して頂ければと思います。

以前僕のところにこんなメールが来ました。

「面接官が聞いている質問に、しっかり答えていない気がする」

と言うものでした。

その人は、質問にも論理的に話せたし、どの話題に対しても問題なく

受け答えしたつもりでした。

しかし、どうしても納得できない事があったんですが、それが

面接官の表情だったんです。

笑顔もあった、盛り上がった時だってあった、質問にも問題なく答えた、

にもかかわらず面接官の表情が非常に気がかりだったそうです。

「目の奥が笑っていない」

「愛想笑い」

この2つが頭をよぎったそうですよ。

面接中。

帰宅後、その時を振り返って思った事が、「面接官が聞いている質問に、

しっかり答えていない気がする」という感想だった訳です。

あなたもこのしっくりしない感じを、面接で気にした事がありませんか?

この人と同じようなメールを、他にも今まで3通ほど頂いたと思います。

と言う事はこの手の問題を抱えている人が潜在的に他にもいることを

意味する訳です。

僕の読者の中には。

面接官に対してしっかり答えていない気がする、と言うよりも面接官に応えていない、

と表現した方が正しく理解できると思います。

言葉の2面性について無料レポートでもお話しましたが、こういったズレを無くす事が

企業分析の目的でもある訳です。

では次に、なぜこのような面接官の質問に応えられないズレが出来るのか?

と言う事です。

これはですね、

「相手の事がわかっていない」

からです。

要は、「相手が何を知りたいのか」、と言う事を明確に理解できていない

から自己主張だけしかできず、それを聞いている面接官の表情が曇って

いた訳なんですよ。

これについては、無料レポートの方でも話しましたが、結局人間の

根本にあるのは「選択的知覚」なんです。

「見たいものを見て、聞きたいものを聞く」

これを忘れてはいけない訳です。

「面接官が聞いている質問に、しっかり答えていない気がする」と言うのは、

本当に知りたい事に答えていない事を意味します。

企業分析とは最終的にこの地点にまで辿り着くほど、リサーチを

しなければいけない、と言う事です。

企業分析の根本にあるのは「相手を知る」です。

なぜなら、相手にしっかり応える為ですね。

リサーチは相手を知る為にするんですが、それは面接官が

何を知りたい事を探る為でもある訳です。

あなたの志望する企業が抱える問題を把握しているのか?

あなたが志望する企業が抱える商品の知識は持っているのか?

あなたが志望する企業で働く社員がどんな能力を必要とするのか?

あなたが志望する企業のライバルはどんな企業なのか?

そういった情報をあなたが持っているのか知りたい訳です。

面接官は。

その上で、そういった事を満たす自己主張をして頂きたいのです。

そうすれば、面接官は耳を傾けるのですから。

如何でしたか。

今回のトピックは、方法論ではありませんが、めちゃくちゃ重要な視点です。

企業分析とは、相手の事をタダ調べて情報を暗記する事を意味する訳では

けっしてありません。

「面接官が聞きたい事は何なのか?」という事を念頭に、いくつかのカテゴリーを

リサーチしていく作業なんです。

そして、集めた情報から面接官が知りたい事、すなわちあなたが志望する

企業が知りたがっている事を明確に把握する為に考察していくのです。

自分の事を知って、相手の事も知った後は、あなた自身をどう伝えると

効果的なのか考える番です。

それが「自己分析」と言う訳です。

リサーチとは、相手を知る事であり、それによって志望者に対して何を

聞きたいのか把握する事をも意味します。

ココまでやって、初めて企業分析です。

この視点で、企業があなた自身に一体何を求めているのか考えながら、

企業の置かれている現状、企業が売っている商品やサービスをリサーチ

してみて下さい。