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【1】 モチベーションを継続する思考法
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面接対策は孤独です。
その為、作業を続けることに限界を感じる人がいるようなので
その辺をお話ししたいと思います。
ようするに、モチベーションのお話しです。
闇雲に自己分析や企業分析をしたり、自己PRを作ったり、志望動機を作ったり、
短所について考えてみたり、話し方(コミュニケーション)をかじってみたり、
セミナーに出てみたり、いろんな事に挑戦していませんか?
上手く言っているならそれで問題ないです。
でも悩んでいる場合。
やっている事がおかしいからこそ、上手くいかないんです。
当たり前ですよね。
そしてモチベーションが下がる。
やる気を出してアレもコレもと考えて空振りに終われば、当然
モチベーションも下がりますよね。
「モチベーションを維持する方法を教えてください」
みたいなメールをたまに貰いますが、モチベーションが続かないような
ことはやめたらいいんですよ。
いや、ホントに。
モチベーションが下がるというのは、
「目的・努力・結果が一直線で結ばれなかった時」
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に起こるものなのです。
「自己PRを作る為に(目的)自己分析や企業分析に何時間も時間を
掛けた・・・(努力)なのに、納得出来るモノが作れない(結果)」
これが、モチベーションが下がる典型的な例です。
図式に表すとこんな直線になります。
○―――――――――――――――――――――→☆
目的 努力 結果
という感じならオッケーなわけですよ。
文章にするなら、
「自己PRを作る為に(目的)自己分析や企業分析に何時間も時間を
掛けた・・・(努力)だからこそ、納得出来るモノが作れた(結果)」
となります。
ココまでくれば、
「よし、より良いモノをもっと作ろう」
「もっと勉強してしっかり対策を取ろう」
ってなりますよね、普通は。
まずはこの直線。
それを把握して下さい。
この直線を実現する為には多少の「無理」とか「我慢」は必要ですが、
目的、努力、結果がしっかり結ばれてこそ、人は先に進めるものです。
グイグイと。
まあ大概モチベーションが下がる時と言うのは、努力の方向性が違ったり、
本来するべき努力をしていなかったりして、結果が伴わない訳です。
努力、つまりは「やり方」と言うモノを見直す必要がいつでもありますし
それを見直せば、かなり楽に状況を改善する事が出来るようになります。
「何をするべきか分からない」と漠然と思うより、「ああ、今の努力(やり方)と
少し違う方法を探すか・・・」と少しでも思えるのとでは、雲泥の差ですよね。
モチベーションが下がり続け維持できなくなるのは、目的と結果を結ぶ
努力に問題がある。
こう断言しても良いでしょう。
そもそもモチベーションが続かないならそれは時間の無駄です。
なぜなら、直線上に問題があるからです。
そうなれば当然、自分が望むような結果は出ません。
ならさっさと努力(やり方)を見直しましょう、って事です。
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そしてあなたが納得する直線を作り上げる。
これがモチベーションを維持する方法です。
さてこのお話し、これで終わりではありません。
自分の努力(やり方)が、目的と結果を満たす事に疑いが無ければ
モチベーションは維持できます。
というか落ちませんよね。
何をやっても上手くいかない→だから心が折れる。
何をやっても上手くいく気がする→グイグイ進める。
怖いもの知らずなんて表現がありますが、イメージ的にはそれです。
ココでのポイントは上手くいく必要がなくて、「上手くいく気がする」で
良い点です。
この気持ちの部分。
この部分に、もう少し触れていきたいと思います。
モチベーションの維持についてメールが来た事を上記で話しましたが、
本当にその人の疑問は晴れたのでしょうか?
上記の場合なら努力(やり方)を見直せば良い訳ですが、それで納得
したでしょうか?
答えは、NOです。
「言っている事は分るんですが・・・」
って何かしら思っているんです。
結局このような疑問を持つ人の根底には、色々やる事はあると理解しながらも
一歩、たった一歩が踏み出せない。
そう言った事で悩んでいる気持ち的な問題がある訳です。
ヤバイと思っていたり、焦っていたりはするけど、その実なぜか行動できない。
そんな事があるんですね。
今、ハッとしましたか?
まあこの部分の疑問にも答えておきますね。
これも直線で考えてみて下さい。
○―――――――――――――――――――――――――――――→☆
目的(面接対策を毎日する) 努力(情報収集) 結果(続かない)
このように、なっていると思います。
先程同様、この場合続けると言う結果を得る為に目的と努力を
まず見直しますよね。
目的の部分を、対策は2日置きにするとか、1週間だけは毎日するなどにして
ハードルを下げてみたりすると良いかもしれませんね。
次に努力ですが、情報収集だけでなく実際にデータを基に自己分析や企業分析、
質問対策などしてみて、形に残る事をする方が良いでしょうね。
先に進んでいると言う実感が、モチベーションの維持に繋がる訳です。
まあ他にも色々考えてみて、自分の望む結果を得られるように直線を考えて
欲しいんですが・・・。
ただですね、これはあくまでもモチベーションを「維持」する為の方法であって、
何かを始める為の方法ではない。
その点が問題なんですよ。
一歩を踏み出す思考法。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これこそ今回の本題な訳です。
ここへきてやっと本題ってどう言う事だ、なんて思われるかもしれませんが(苦笑)
多くの場合、何か始める時に問題になるのが「失敗する恐怖」になります。
自己分析や企業分析なんかをやっても、上手く自己PRや志望動機を
作れないかもしれない。
自分の努力、かけた時間そう言ったモノが全て無駄に終わる恐怖。
嫌ですよね。
だからこそ、その現実を実感する行動を避けようとする。
それが感情と言うモノです。
ただ、それで現状が良くなるかと言えば・・・ならないですよね。
この感情、気持ちでも良いですが、この部分を考慮した考え方を
しなければ、一歩前に出る事は不可能なんです。
考え方はとても単純。
「失敗」を前提にですね、目的を考えるんです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
どういう事かと言うと、先ほどの直線で見てみましょう。
○―――――――――――――――――――――――――――――→☆
目的(失敗して自分の弱点を探る) 努力(テスト) 結果(膨大な失敗)
こんな感じです。
まず自分の弱い部分や問題点を探る事を、目的にします。
その為に色々な事を試します。
そして失敗する。
予定通りです。
で、何が悪いか考えそこで振り返って問題点を探る訳です。
そこから得られる気付きを元に再度行動をする。
と言う流れです。
目的は失敗して○○です。
失敗して、自分のダメな部分を見つける。
失敗して、何が出来ないか探る。
失敗して、今の自分の実力を把握する
そうすれば、結果が「失敗」しても直線上なんの問題もない。
むしろ予定通り。
なら、
「上手くいく事」を目的にしないで「失敗」を目的にしてください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
って事です。
テーマは数稽古(笑)
データの蓄積にこそ意味がある。
何度も何度も失敗して、データという具体的な形をいくつも求める訳です。
だからこそ、失敗しなくてはいけない。
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失敗を貪欲に求める。
それにモチベーションの下がりようがありませんよ、目的通り何ですから。
屁理屈?
そうかもしれませんね(笑)
でも、やった人だけがこの威力を理解します。
心に圧しかかる「何か」に対して、抵抗する事が出来る。
これがもの凄く重要かつ大切な事なんです。
一歩踏み出す為には。
人は感情で行動を決定します。
だったらその部分を騙して(言い方は悪いですが)、行動できるなら
そうすれば良いだけの事です。
ようは、あなた自身に良い結果が得られるようにすれば良い、
という発想です。
自分が動けないと思うなら、失敗を前提にして目的を考えてみて下さい。
結果は失敗します。
でも落ち込みません、予定通りだから(笑)
そしてなぜ失敗したのか?
ドンドンそのようなデータをためていくことを「目的」にして、ドンドン
失敗してください。
すると、たまあに成功します。
まさに「もうけもん」です。
しかし目的はあくまで「失敗すること」ですから、その成功など
気にすることなくドンドン失敗してください。
成功したくなったら?
そこで初めて成功を目的にすればいいんです。
あなたの手元には、膨大な「失敗データ」がありますよね。
まさに数稽古の賜物です。
思う存分、使い倒してください。
そのデータがあれば必ず思い通りの「結果」を得られます。
いいですか。
目的を履き違えないでください。
モチベーションが下がるメカニズムは上で説明したとおり
「目的・努力・結果が一直線で結ばれなかった時」なんです。
今はそれがわかっているんだから、一直線になるようにして下さいね。
そして一歩が踏み出せないんだったら、失敗を前提にして考えてみて下さい。
忍耐力のない、わがまま大爆発の僕がモチベーションを下げることなく
2年間も多くのメールとレポートを書ける秘訣はここにあります。
直線と失敗を前提にする思考法。
これが上手く出来れば、モチベーションを維持する事がとても簡単になります。
方法ではなく思考法。
この違いを意識して下さいね。
ああ、方法で事足りる人は、それで全然問題ないですからね。
直線を有効に活用してください。
一歩踏み出せないと思う方へ、後半は話していますから。