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帰納的飛躍がアイディアの質を向上する

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量が質を構築する、それは変えようのない真実     

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自分を知ると言う項目で「たくさん出せ」と言いましたが、そもそもなぜ数を

出さなくてはいけないか補足しておきます。

科学的と言う程のものではありませんが、数を出す効果と言うモノを理解すれば

僕が話している事がより理解できると思います。

面接では「他の人とは違うと感じてもらいたい」と、誰もが思うものです。

なぜなら面接官にそう感じて貰える事が如何に採用で有利に働くのかは、説明する

までもありませんからね。

面接では第一印象を良くしたいと良く聞きますが、それと同じぐらい面接官の記憶に

残りたいと考える人も多いです。

僕自身はどちらも大切な要素であると考えていますが、後者の方が比率的には

重要度が高いと見ています。

でなきゃ、今までの話は何なの?ってことになりますよね(苦笑)

面接は第一印象で決まると言っている人もいますが、そんな事は5秒ぐらい考えれば

あり得ない事が分かると思います。

見た目がモデルや芸能人のように華やかなアホと、みすぼらしい恰好のどんな問題も

解決できる秀才。

一般人としての比較は前者の方が良く見られる傾向にありますが、採用に関しては

後者の方に軍配が上がりますからね、普通は。

一部の業種や礼節を重んじる企業なら前者もアリでしょうが、現実はやっぱり

「何が出来るか?」という部分の方が圧倒的に重要な訳です。

ちょっと極端な例ではありますが、イメージとしてはそんな感じです。

では他人と違う自分を表現する事と、数を出す事との相関関係が一体どういった

ものなのか、ここでもう少し詳しく突っ込んでお話ししておきます。

たくさん出すことを推奨してきましたが、もし出さなかった場合どういった事が

起こるのか?

1つの例を使ってお話しします。

ボールペンを使って何かするとした場合、その用途を挙げられるだけ

挙げてみましょうという質問があったとします。

1.紙に文字を書く事ができる

2.線や円、グラフをかく事ができる

3.情報を紙媒体に残す

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8.2本使って箸にする

といくつか挙げたとします。

ここで1つ面白いデータがあるんですが、200人くらいに同じ質問を出した時

概ね10個くらいまでの答えは似ると言うモノがあります。

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自分では意識していないのにです。

で、そこから先なんですが、徐々にバラバラになっていったそうです。

例えば今の例なら、ボールペンのキャップを集めて一旦溶かし新しい物を作るなんて

回答もありますし、1000万本集めてイカダを作るという考えもありました。

他にも普通では考え付かないような事が、たくさんありました。

まあ単なる思い付きと言えばそれまでですが、そう言ったものって

他の人は絶対考え付かないと言う事にもなりますよね。

さてさてこの話のキモなんですが、単に発想力があるかないのかなんて事では

なくてですね、たくさん出す事によって他の人とは明らかに違う自分だけの答えが

出るという事に注目して頂きたかった訳です。

もうこの1点のみなんです、僕が言いたいのは。

最初の数個~10個ぐらいは他の人と似たり寄ったりの答えになる。

しかし、それ以降は全く異なる答えが出てくる、と言う事です。

ここが本当に重要な所なんです。

学生生活や社会人での出来事を5個で満足している人と、ウンウン唸って

100個出した人とでは、やはり唯一性と言う部分で圧倒的な差が生まれます。

個人の体験なので全く違う出来事が浮かぶと思うかもしれませんが、この

出来事も少ない数の段階では似る傾向にあります。

数を出さなくてはいけない理由はまさにココです。

少し考えて思い浮かんだものを答えにしていては、他の人と

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被る可能性が非常に高い訳です。

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ですから、3個か4個考えて自分は考えたと本気で思っていても、実際は

他の人も同じような考えを持っているかもしれない訳です。

ちょっと考えれば、自分は考えたと思います。

3、4個考えれば、すごく考えたと感じるでしょう。

5個以上考えれば、考えた自分自身を褒め称えるわけです。

その程度では他の人と同じレベルなのにです。

量より質を求める人がいますが、真実は「量こそが質を構築する」、です。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

他人との差別化を求めるなら量をこなす。

だから、たくさん出さなくてはいけないのです。

これは面接対策全てに当て嵌まります。

例えば企業分析で事業内容を見ていたとしましょう。

ケーキを売っている店舗だったとして、

1.ケーキを販売している

2.その他(プリンやチョコーレート)を販売している

3.全国に配送している

4.接客にて商品説明をする

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25.近所のお菓子好きが集まるので、値段は少し高いがこだわりがある

26.男性専用のチョコレートコーナーがある

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46.店員が奇麗な人ばかり(容姿重視なのか?)

と、数を出せば出すほど自分自身にしか見えない視点が出てくるので、

その中から活かせるものを使えば他の人とは嫌でも違う答えになります。

というか、この作業をしないと本当に上っ面な発言しかできません。

2つ3つでは大した事が無くても、突き詰めていけば違った一面を見る事が

必ず出来ます。

その一面こそ、他の人とは違う「質」の部分な訳です。

「他の人とは違うと感じてもらいたい」と思うのなら、どんな作業でもそうですが

量をこなすんです。

普通の人達が考えないぐらい数を出す事で、おのずと他の人とは違った答えが

出てくる訳です。

それを自己PRや志望動機、退職理由を書く際にも活かしていけば、自然と他の人とは

一味も二味も違うアピールができますよ。

自分を知ることでもそうですが、企業分析や自己分析をする際にも気を付ける点は何か?

量をこなす、です。

単純ですが、これを知っているのと知らないのでは企業分析や自己分析をする意識に

雲泥の差が出ますし、内容にも大きな影響が出ます。

たくさん出す理由が、これで理解できたと思います。